継続する力
片山です。
新潟日報朝刊の中に「まいにち ふむふむ」という子供向けの紙面があります。
特に「見つけた!ことばの宝物」というコーナーが分かりやすくて勉強になるので、よく読んでいます。
先日の同紙に「科学者とあたま」という文章を書いた寺田寅彦さんという明治時代の物理学者の
文章が紹介されていました。
「科学者は頭が悪くなくてはいけない」
頭の良い人を足が速い旅人に例え、すいすい先に進むと大切なものを見逃し、
そうでない人はゆっくり歩くので落ちている宝を拾える。
頭の良い学者はこれから先に何があるかを考え付くので、
難しくて大変だと分かったら、進む勇気を失う。
頭の悪い人、足ののろい人は、人がつまらないと思うことでも一生懸命続けて
重大な結果を見つけるというのです。
私はもちろん後者だと思うので、微妙に感じてしまうのですが、
前者をベテラン社員の考えの硬直化による弊害、
また後者を仕事への日常の取り組みという点に置き換えて、
自分のこととして、言葉のもつ意味を考えていこうと思います。