学生と103万円の壁
秋山です。
今、盛んに年間収入が103万円を超えると所得税が課税されるということで
議論されています。個人的には、その財源が仮に消費税の増税や教育予算を削ったりして賄えば
問題ですが、そうでなければある程度の引き上げには賛成です。
それにしましても、年間103万以上アルバイトしないと学業も生活もできない学生が
多いことに驚きました。貸与型の奨学金も一種のローンですので、ローンを抱えての
卒業となります。やはり給付型の奨学金を充実させることが学生本人にも支えている
親御さんにも、103万円の壁より必要な気がします。ちなみにヨーロッパでは
学費がかからなかったり、殆どかからない国が多いとのことです。これは日本のように
受益者負担主義ではなく、学生はしっかり勉強して社会に出てから、しっかり社会に還元
してもらうとの考えに基ずいているからだそうです。国の予算をどのように使うか
来年度の予算は軍事費が教育予算の約2倍になっています。与野党逆転の国会でどのように
論議されるか、無関心では無くしっかりと見ていきたいと思います。
(NO.82)