ファミリービジネス
村松です
元ジョンソン米国本社副社長の西川盛朗、ヨコハマコンサルテング会長の講演が
目黒雅叙園にてありました。「これから100年・3代繁栄する同族経営の定石と仕組み」の
演題でした。世界のGDPの7割から9割は同族企業が作り出している。
欧米、アジアの同族企業の元気さが目立つなか、
日本の企業にオーナーシップの減退が顕著。
日本は、世界一の長寿企業大国であり、その多くは同族企業であるにもかかわらず、
成長に苦労している。
誇りをもてないオーナー社長が多い。
それは、大王製紙、ノエビア、赤福など不祥事が起きるとマスコミは、
同族企業のワンマン経営の弊害と面白おかしく報道する。
また、このボリュームにもかかわらず、同族企業の研究が遅れており
専門のアドバイザーがいない、などによると思われる、とのこと。
ギリシャ、ローマの石造りの神殿が丈夫にもかかわらず、朽ちてしまって、
木造の「伊勢神宮」、「出雲大社」が当時のまま現存するように
残すもの、引き継ぐものは、技術、仕組みであり、お金や物では無い
これは、企業においての、創業の精神、企業理念とのこと
成長・持続しつづける企業は、理念が、すべての社員の日常業務に生かされており
ファミリー、オーナーシップ、ビジネスの三位一体経営が大切とのことでした。
目から鱗の講演でした。皆に感謝です。ありがとうございました。