村松です。

暑い日が続きますね。

もう夏になってしまったようです。

先週のブログでも書きましたが、ゴールデンウィークに東北へ行ってきました。

福島・宮城・岩手を見てきたのですが、

帰りに、山形県米沢市にも寄ってきました。

上越に帰る前日、福島市に泊まり、帰りのルートを検索したら、米沢を通って帰る方法もあることが解りました。

米沢といえば、”我らが”上杉家が移っていった地。一度は行ってみたいと思っていました。

しかも、米沢市上杉博物館で、4月から5月にかけて「洛中洛外図屏風」の原本が展示されているというじゃありませんか！！

そんなに離れているわけではありませんが、車で4時間はかかる場所。

そうそう来る機会はありません。

この機会を逃すわけにはいかないと思い、急きょ米沢行きを決めました。一人旅らしく、行き当りばったりです。

正直、今回の旅で一番感動しました。

狩野永徳の作品とされ、作者だけでも国宝で当前という代物。

当時の京都の様子が解るものとして資料的価値も高い。

上杉家代々で大切に扱われてきたおかげもあり、状態も完璧。

まさに国宝中の国宝でしょう。

ただ、上越人として最もグッとくる点は、織田信長から上杉謙信に贈られたと物だということ。

信長が謙信に対しては、これくらいの物を送らなければならないと考えていたということ・・・

かなり謙信を恐れていたのでは・・・

上杉謙信最強説あるなぁ・・・

でも、あんな物が送られてきたら、受け取った側の謙信も、さすがに「ビビった」のでは・・・

電気の照明器具がなかった時代、あんな屏風を部屋に置いたら、物凄い存在感だろうなぁ・・・

そんな風に、贈った側・受け取った側の気持ち等々を考えながら見てしまいました。

本当にいいものを見させてもらいました。

皆さんも興味がありましたら、ぜひ一度見に行ってみてください。

次回の原本展示は、8月の予定だそうです。

開催されていた企画展も素晴らしく、

あれで入館料が６００円程だなんて・・・

これも上杉の教えでしょうか(^^)

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