ススキ対セイタカアワダチソウ
村松です。
カラッと晴れる日は少ないですが、
気温と湿度がちょうどよく、なにより美味しい食べ物が多い、いい季節です。
しかも、今日は十五夜です。
秋の風物詩ですねぇ。
このままの天気であれば、綺麗な月が見られそうです。
さて、月見に欠かせないものといえば「ススキ」ですが、生えている場所が少なくなりましたね。
以前は、高速道路の土台の部分に多く生えていたと思うのですが、
ほとんど北米原産の「セイタカアワダチソウ」に変わっています。
植物の世界もグローバル化が進んで、「外資系」が勢力を拡大しているようです。
ただ、この勢力争い、インターネットで調べてみたのですが、なかなか面白いです。
セイタカアワダチソウは、根から特有の毒素を出して他の種類の植物を生えにくくし、
セイタカアワダチソウが生えた場所は、セイタカアワダチソウだけが生える環境になるそうです。
しかし、セイタカアワダチソウは地表から50センチ程の部分からしか栄養を補給できないらしく、
何年も同じ場所に群生すると、その土地の栄養が足りなくなり、しかも自ら出した毒素の影響も受けてしまい、
やがて自滅してしまうそうです。
すると、効率のよい光合成ができ、栄養の乏しい場所でも繁殖できるたススキが再び勢力を拡大するそうです。
なので、今セイタカアワダチソウが生えている場所も、やがてススキが取り戻すようです。
細々と耐え忍んでいたススキが
ただ、ススキは土に栄養を与える役割をはたすそうなので、
土に栄養が戻れば、またセイタカアワダチソウが増えてくるのでは・・・
う~ん。おごれる草も久しからず、ただ秋の夜の夢のごとし・・・といったところでしょうか。
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